木の家の効果

日本人の暮らしに寄り添う木の文化

日本の風土に適した木

私たち、日本人の身の回りにある生活道具…
例えば、箸や椀、盆などを見ても、私たち日本人は、古来より、身の回りのあらゆるものに木を用いた生活をしてきました。国土の67%が森林で、フィンランド、スウェーデンに並ぶ、世界有数の森林国の日本。その山や緑に囲まれた、豊かな自然環境を考えると、身近にある木に慣れ親しみ、永い年月をかけて、独自の木の文化を築きあげてきたことは、当然のように思われます。

世の中がどんなに変わっても、8割以上の日本人が、「木の家で暮らしたい」と考えています。それは長い間、木とともに暮らしを営んできた、日本人の根底にある、最も自然な想いなのかもしれません。

 

 日本人の風土に最適な木

湿気をコントロールする木

亜熱帯に属する、日本の夏は、高温多湿で蒸し暑く、じめじめしています。その昔、兼好法師が「徒然草」の中で、日本の家の在り方については、「夏を旨とすべし」と言われたのは有名な話です。
家は、風土に合わせて作るのが基本。昔から日本では、木が持つ自然の調湿作用を取り入れた、木の家づくりがなされてきました。

木は、じめじめしている時は、湿気を吸収し、乾燥している時には、湿気を放出する自然の調湿作用があります。木の柱は、ビール瓶、約1本分の水分を吸放湿し、室内湿度を常に一定の50%前後に保とうとする性質があります。また、日本は地震の多い地震国。地震のエネルギーは、建物の重さに比例して大きくなる特徴があります。つまり、同じ地震でも、重い建物には、より大きな破壊力が働くということ。全体を軽くして作れる木の家は、地震に対するメリットも兼ね備えているのです。

 

木の適材適所を活かした家づくり

適材適所

「スギとクスノキは船に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使え」。これは、日本書紀の神代の巻に、スサノミコトの話として記された一節。永い年月をかけて、独自の木の文化を育んできた日本には、遠い神話の時代から、木の適材適所の考え方があったのです。

地球上には、約8,000種の樹木があります。日本にはそのうち2,200種以上があり、世界の樹種の3割が集まっています。その中でも、スギやヒノキなどの針葉樹は、軽く、強く、加工がしやすいという特徴があり、主に建築用材として使われてきました。

ヒノキ科のヒノキやヒバは、水に強いという特徴と、木が放出するヒノキチオールという成分に、腐朽菌やシロアリを寄せ付けないという効果があるため、主に家の土台として、使われてきました。また、自然の素材である木には、反り、縮み、太るなど、独特の癖がでてきます。木を熟知した職人の目と、長年培ってきた経験が、これらひとつひとつの材の特徴を見極め、適材適所に木の特性を活かした家づくりをしています。

 

 

住めば住むほど健康になる木の家

自然の力をじょうずに活かした、「住めば住むほど健康」になる、木の家の効用をご紹介します。

 

ヒノキ精油の香りが脳によい刺激を与える木の香りをかぐとリラックスモードになる

リフレッシュ効果

木の家の玄関に、一歩足を踏み入れると、爽やかな木の香りが迎えてくれます。

この香りの正体は、フィトンチッド。
フィトンチッドは、有機化合物であるテルペン類が主成分。
その香りには、人の自律神経を安定させる効果があります。

スギの香りには、脳血流や血圧を下げるリラックス効果が見られ、ヒノキの香りには、脳の働きを活発にし、認知力、判断力を高める効果があります。

 

  • 殺菌・消臭効果

    フィトンチッドには、殺菌・消臭効果があり、ぜんそくやアレルギーの原因となるダニの繁殖を抑制する働きがあります。実際にカーペットから無垢の木の床へ変更すると、ダニ数の著しい減少が見られます。また、木の持つ調湿作用は、湿気を好むカビが、発生しにくい環境を作ります。

    木の床への改装によるダニ数の減少

  • 断熱性・弾性

    木肌に触れたときの温もりは、心までも和ませてくれます。人が木に触れていても、自律神経の活動は、安定したままで、ストレスを感じない状態になります。これは、長時間木に触れていても、体温が奪われず、冷たさを感じないためです。また、歩くための適度な弾性や、小さなお子様やお年寄りが転んだ時の衝撃吸収性など、無垢の木は、床材に最適な素材です。

    各種材料の熱伝導率

  • 紫外線吸収・音響効果

    木を内装材に使った空間は、窓から室内に入り込む有害な紫外線を吸収し、目や肌を保護する働きがあります。逆に赤外線はよく反射させるため、人の目に赤みのある暖かな色合いに映ります。また、木は音を美しく響かせる特性があり、リスニングルームにも適しています。木は、人の視聴覚面にも良好な効果をもたらしてくれるのです。

    光の波長と反射率の割合

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